黒い。
あの日、あの日々のなかであの子が感じてた黒い感情が少し分かってしまった気がする。いや、少しなんかじゃないかもしれない。ドス黒くて気持ち悪くなって申し訳なくなって死にたくなる。もっと色んな負の感情が無理矢理詰め込まれた感じ。
こんな感情知りたくなかったなと思う反面、少しでもあの子に近づけたのかなと思うと案外悪い気もしない。
もっと軽く生きていきたいな。喰う吐くって歌があったな。もっと吐いて生きていかなきゃ。
逃げられるのはいつになるかわからないけど、必死で抗って自分を見失わないようにしないと。
もっと俺は幸せになれるかもしれないんだ。